Stereo Speaker



コニカルホーンを採用することでリニアフェイズ設計をブックシェルフで実現したスピーカーシステム。
 低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
 振動板にはアラミド繊維を抄きこんだコーンを採用しており、堅さと軽さ、大きな内部損失を獲得しています。また、ボイスコイルはアルミボビンの採用に加えて、耐熱性ポリアミド接続層とポリエステル絶縁層を採用することで耐熱温度を高めており、耐入力を向上させています。
 高域には2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
このユニットのダイアフラムには15μ厚の極薄チタン振動板を採用しており、高域特性と広帯域を実現しています。また、振動板を薄くすることでハードドームでありながらソフトドーム的な性質も得ており、ピークの発生を抑えています。
チタンダイアフラムはダイアフラム自身にも放熱効果があり、さらに熱伝導に優れたアルミボビンと耐熱性のあるポリアミド接着層、ポリエステル絶縁層を採用することで180℃~200℃の耐熱温度を確保し、高耐入力を実現しています。
ネットワーク部は、テクニクスが開発したB.B.D.素子を用いた遅延装置によってユニットだけの位相特性を測定して設計されており、入力信号が出力されるまでの時間が、周波数で差が出ないよう構成されています。
エンクロージャーにはリニアフェイズ設計が採用されており、音響中心を側面からみても一直線上に揃えるためウーファーとトゥイーターを前後にずらして配置しています。さらに、音楽信号が通過する時間をネットワークで調整することで、放射された音波が耳に届くタイムラグを一定にしています。
SB-X1ではトゥイーターはストレート(コニカル)ホーン構造を用いてバッフル面から後退させ、ネオプレンゴムでデッドニングしてマウントされています。また、ウーファーはバッフルより突出した配置としています。
エンクロージャーはチェリー木目仕上げとなっており、フロントバッフルはつや消しシルバーメタリック仕上げとなっています。
また、ネットはダークブラウンカラーとなっています。

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